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老親との暮らし ユマニチュード 介護シーンでの魔法

今週の月曜に行ったきり、母は接骨院に行かなくなってしまった。そして、水曜には、それまで時折通っていた整形外科(僕は止めた方がいいと意見していた整形外科)に行って膝に注射を打ってもらったようだ。どうして接骨でなくて外科なのかと尋ねたら、あそこは年寄りを馬鹿にしている。どうせ年寄りだから治らないと思って馬鹿にしている。と捨て台詞。何か癪に障ることがあったのだろうかと、木曜の晩に「接骨院で何か言われたの?」と聞くと、何にも言われてない、と。「昨日、年寄りを馬鹿にしているって言ってたけど、それはどうしたの?」と聞くと、そんなことは言ってない、と。

時々、母はこういうことがあります。ありもしないことを「あった」と言ってしまったり、思い込みで言われてもない事を言われたと言ってみたり。何度か振り回されると、またかな?と僕としても直ぐには真に受けないようにする知恵がついてきます。これは痴呆とかいう以前の問題です。「性格悪い」ってやつですよね。もちろん、こんな歳になって「治りません」。
対処法もありません。時として思い込みで妄言ありと覚えてるだけです。言葉の正誤を本人に追及しても何も解決しませんし時間の無駄です。

けれども、これが介護が必要なシーンになったらどうでしょう。介護認定の聞き取りや、通所介護先の選定、通所介護施設で、言っていることが大きく変わることが繰り返されたら。こういうことに慣れている職員の人なら受け入れてもらえても、本人が通いたくないと言い始めたり、ほかの入所者とのトラブルになったりが起きてしまわないか。起きる前から考えても仕方のない事ですが、心配になってしまいます。先日発行された文芸春秋(2018年7月号)でも、いろいろな理由で通所入所介護が中断されてしまうケースが記事の中に見られました。有料老人ホームの短期間での退所の場合の一時金の返還規定なども、こういうケースが少なからずあるのかな?と心配になりました。

僕が今介護や老後の暮らしについて関心があるのは、結構自立的に暮らすことが出来るのだけれど、実際には困ってしまう母のようなケースです。歩けないことが、多分に本人のやる気のあるなしの問題である場合です。寝たきり三週間にして筋力が起立生活を支えられなくなると言いますから、動かないでいることの代償はとても大きいのです。介護、リハビリの場面でも「やはり、気の持ちようは大きなキーワード」なんだなと最近特に強く感じています。家族の役割を考えるときは「本人の気の持ちよう」は一番大切なポイントだと思うのです。そして、このポイントを押さえるには公式というのが見つけにくいです。前出の文芸春秋にも紹介されていますが、認知症の方とのコミュニケーションのとりかたの工夫「ユマニチュード」はそのポイントに対するひとつの答えのようにも感じます。
ユマニチュードに関しては僕もこれからこの本を読んでみようと思っています。


以下、追記です。紹介した本は基本的なユマニチュードの考え方を説明したもので、完全にユマニチュードの方法を教えるものではありません。正しくユマニチュードを習得するには数か月の訓練や実地が必要であるようです。しかし、ユマニチュードの基本的な精神を知ることは、介護や老親との暮らしの場面で大切なことを教えてくれると感じました。この本を読んで感じたこと考えたことは後程の記事をお読みください。

更に追記です。9月29日
ユマニチュードの精神を心身の機能が弱ってきている親との暮らしに役立てることは思いのほか効果があります。もし、親との関係がちょっと張り詰めたものになっていたら、ユマニチュードは役立つと思います。介護現場でどれだけ効果的かという書籍より、家庭で行う場合のHowToが役に立ちます。効果は・・・・即時です。ちょっと驚きます。

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