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転ばぬ先の杖にもオシャレを。

父も母も今では長く歩くときは(長くといっても100m以上という意味だけれど)がどうしても必要になってきています。

昨年2017年の秋に、僕が父母と同居をはじめたときは二人ともほとんどを使っていませんでした。とはいえ、彼らはその時点ですでに普通に歩くことができなかったのにです。母はペンギンが歩くように小幅に足を運んで膝を曲げないような歩き方です。膝の半月板が損傷しているのでそうなんだろうなと思っていたのですが、よく見ると膝自体も正面から見てくの字に曲がってしまっています。股関節の動きもぎくしゃくしています。歩行するという意味では父よりも長く歩けず、問題が大きいように思います。

父は左大腿四頭筋がまったく力を発揮していなくて、以前に腓骨神経麻痺となったことがあったので(これは鍼灸のお世話になりなおりました)、神経に何らかのトラブルがあるのではないかと脊椎のお医者さんに診てもらったりしたのですが、現在も大腿四頭筋の筋力が感じられず、スクワットのようにしゃがみ込むと、もう立ち上がることができません。腕の力でなんとか立ち上がらざるを得ないです。原因は分かっていません。ただ、最近になって膝のMRI診断で前の十字靱帯の接合部が痛んでいてそれが関係していそうだと(少なくとも膝折れについては)分かってきました。懸命にリハビリに励んでいるので他の部分の筋力は強くなり弱い部分を結構アシストしてくれています。おそらく歩行できる距離は父のほうがはるかに長いです。

ともあれ、彼らは昨年の夏にはまだを常時使う習慣はありませんでした。ところが、父が強い膝崩れを起こして転倒したのち、父の脚が一気に退化しているような状態となり、痛みの治療に近所の外科に通う時から父のの使用が始まりました。はじめは痛いから突いていたのですが、やがて力が入らないので使うという状態になり、それをきっかけに毎日のように外へ出歩き夜遅くまで遊びまわっていた父が家にこもりきりとなるのです。

他の記事に書いたように、諸症状がでてきてしまい、父はそのどれもが「医者にかかって治療すれば治る」という前提であちこちの医者に毎日のように出かけて行って治してもらおうと頑張りました。母の歩行能力のない事は父が車で乗せていくことで補っていました。すべての行動の基盤は父が運転する車での移動にかかっていたのです。ちょっと前置きが長くなりましたが、要するに父母はを持たなければならない状況でした。僕が一緒に住み始めてからは近くの買い物に出かけるときも「、杖」と声をかけるので、初めのうちは「いらない」「平気」と言っていた母も段々と使うようになりました。

僕は、腰痛が悪化する前は山を歩いていましたので、両手にストックを持って歩き通勤もしていました。登山する人は大抵杖を持っていると思いますが、これは杖を使うとあまりにも楽になるからです。二本足より四足歩行のほうが全然楽です。登山する人は、杖を選ぶときにクッションはいいか(しっかり伸び縮みします)、軽いか、折りたたみ性、色や形のファッション性で選びます。積極的に使おうとしています。だからカッコいい杖がいい。茶色や黒の目立たないものより赤青黄といったカラフルなものばかりです。父母の使っている杖は茶色、いかにも本当は使いたくないけれど使うものというデザインです。そのデザインから、もっとたくさん歩くために使おうという積極的なデザインではないですね。実はこれはとても大切なことで、気持ちの持ちようを変えてくれるような気がします。杖はいろいろ見ていると、自立して手を放していても立ち続けるものなど、機能的に素晴らしいものがたくさん出てきています。願わくば、さらにもっとカッコいい両手で使える自立型など出てくると素晴らしいのではないかと思います。

下に紹介しているのは自立するタイプのものです。

消極的な気持ちで選んでいる父は大きくて重いからと使おうとしません。

これは木製のもの。機能もいいのですが、まずは気持ちを高めてくれるカッコよさが大切なのではないでしょうか。


これは、自立型でない杖をいったんひょいとかけるための道具です。


先端のゴムの替え。12㎜~19㎜、自立型などもあります。


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